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渋沢栄一
三行書
Shibusawa Eichi
Calligraphy
掛軸 絹本 125,8cm×39,2cm(総丈200cm×53cm) 箱入
作品の状態について
画面、表装ともに良い状態です。
舟車二萬一千里路似連珠縈作
環到處只聞邦土富一誠酬得
萬情還 還家所感 青淵老人
〈読み〉
舟車 二万一千里、路は連珠の縈(めぐ)りて環を作すに似たり。
到る処 只だ邦土の富を聞く、一誠万情を酬い得て還る。
還家の所感。青淵老人。
〈語注〉
◯連珠=玉をつないで連ねること。
◯邦土=くに。国土。領土。
〈大意〉
舟や車に乗って旅した距離は実に二万一千里に及び、その旅路はまるで真珠を連ねたように連なり、環(円環)のように巡っていた。行く先々で聞こえてくるのは、日本の国や土地が豊かになっているという声ばかり。一途な誠実さをもってすれば、人々の多くの情(友情・信頼)に報いることができ、満ち足りた思いで帰路につく。
家へ帰っての感慨である。青淵老人(=渋沢栄一)。
〈解説〉
明治42年(1909年)、渋沢栄一は実業団を率いて渡米し、全米各地で大きな成果を収めました。この漢詩はその帰路に詠まれたもので、国際親善に尽くした姿勢と、米国から寄せられた厚い友情への感謝が込められています。地位や財ではなく、ただ「誠」の心をもって、国を超えた信頼と友情の架け橋を築こうとしたのです。(Y)
作家について
渋沢栄一(1840年-1931年)は埼玉県に生まれた実業家。
徳川慶喜の将軍就任にともない幕臣となって明治政府では官僚も務めた。
「日本資本主義の父」と称され、多種多様な会社や経済団体の設立・経営に携わった。
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