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佐久間象山
七絶
Sakuma Shozan
Calligraphy
掛軸 絹本 100,4cm×41,7cm(総丈187cm×56,9cm) 宮本仲箱書
作品の状態について
画面、表装ともに良い状態です。
門径蕭絛紅葉老幾叢黄
菊傍松閑昔日陶翁今我是花前
酌酒對南山 象山平啓
〈読み〉
門径蕭條(しょうじょう)として紅葉老ゆ、 幾叢(いくそう)の黄菊 松の傍に閑(しず)かなり。
昔日の陶翁 今は我なり、 花前に酒を酌んで南山に対す。
〈語注〉
◯門径=門に入るこみち。
◯蕭條=ものさびしいさま。
◯陶翁=中国、六朝時代の東晋の詩人・陶淵明(陶潜) のこと。彭沢 県の県令を最後に「帰去来辞 (ききょらいのじ) 」を作って官を辞し、故郷へ戻った。自然を愛する田園生活を送り、すぐれた詩を残した。
〈大意〉
門前の小道はひっそりとして、紅葉は色づいて老いている。いくつかの黄菊が、松の傍らで寄り集まって静かに咲いている。昔の陶淵明がそうであったように、今は私自身が花の前で酒を酌み交わし、南の山を眺めている。
〈解説〉
『象山先生詩鈔』に収められた「屏居」五首のうちの一首が揮毫されています。本文とは若干の異同が見られます。この詩は、単に秋の晩景を詠んだものではなく、陶淵明にならい、世俗から離れて自然の中で自分らしく静かに暮らす心境を表現したものです。文字はゆったりとした構えで、筆致はのびやかです。(Y)
作家について
佐久間象山(1811-1864)は長野県に生まれた兵学者・思想家。
佐藤一斎に師事し、朱子学を学んだ。
また蘭学や砲学に通じて、西洋技術を学び産業開発と軍備充実を唱えた。
門人の吉田松陰が、海外密航の事件に連...
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