調度品としての掛軸・年中掛けの一覧

描かれた当時は美術品として価値が高かった作品で、現在は求めやすい価格になっている作品を厳選しています。

描かれた当時に価値が高かったという事は、使用されている絵具や紙・絹が大変高価で、表装にも豪華で貴重な裂が使われているという事です。

現在、求めやすい価格になっている理由には、建築様式や飾るシチュエーションの変化などがあります。

建築様式は、床の間のある日本建築から洋風建築へ変わったこと。

飾るシチュエーションは、結納や結婚式などで掛軸を飾る文化が薄れている事や、料亭など掛軸で季節感を出す店が少なくなった事などが考えられます。

一方で、海外のコレクターから人気が出て、洋風建築に飾られている様子が雑誌等のメディアに取り上げられている作家の作品は、描かれた当時以上の価値となっています。（伊藤若冲、円山応挙、長沢芦雪、曾我蕭白、白隠など）

現在は求めやすい価格で手に入る作家でも、今後メディアや展覧会などに取り上げられ、再評価される可能性もあります。

当店が、お客様にお気に入りの作家を見つけて頂けるお手伝いができましたら幸いです。

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