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橋本関雪
松韻泉聲図
Hashimoto Kansetsu
Landscape
掛軸 絹本 137,6cm×35cm(総丈212cm×49,4cm) 共箱 二重箱入
作品の状態について
画面、表装ともに良い状態です。
千雲萬水間中有一閑士白日游青山夜帰巖下睡倐爾過春秋寂然無塵累快哉何所依
静如秋江水 関雪
〈読み〉
千雲万水の間、中に一(ひとり)の閑士あり。
白日には青山に遊び、夜は巌下に帰って睡る。
倐爾(しゅくじ)として春秋を過(わた)り、寂然として塵累なし。
快(こころ)よき哉 何の依る所ぞ、静かなること秋江の水の若し。
〈大意〉
千層にも畳なわる雲、万条にも流れる水をもつこの寒山に、のびやかに住む一人の隠者がいる。
日なかには青い山々を遊び歩き、夜は岩の下へ帰って眠る。
こうして、またたくまに歳月をわたってゆくが、彼の心は虚空のように静寂で、人の世の煩らいを断絶している。
一切の依りかかりを持たぬその自由さ、なんという快よさであろう。あたかも秋の大川の水のように、この人は静かである。
〈語釈〉
◯閑士=のどかに住む隠士。
◯白日=昼間。日中。
◯倐爾=たちまち。
◯塵累=俗世間のわずらわしい事がら。
◯何所依=寒山の七言詩に「心は孤雲に似て依る所なし」とあるように、依とはもたれかかる、身を寄せること。
〈解説〉
本図は、松林の中を幾筋もの滝が流れ落ちる雄大な自然の中、滝を静かに見つめて坐す白衣の人物を描いています。賛には寒山の詩が引かかれ、自然と調和して生きる「隠逸」の理想が、詩と絵の双方を通じて表現されています。(Y)
作家について
橋本関雪(1883〜1945)は、兵庫県に生まれた日本画家。
父である明石藩儒・橋本海関に漢詩を学び、はじめ南画を描いた。
早くから中国文物に親しみ、中国文化への傾倒を見せる。
次に竹内栖鳳に師事し、四条...


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