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夏目漱石
詠艸雁の句
Natsume Soseki
HAIKU
掛軸 漱石:絖本 25,2cm×20,2cm(総丈161cm×44,2cm) 素明:絹本 110,8cm×32,5cm(総丈201cm×44cm) 素明箱書 二重箱入 本山豊実旧蔵品
作品の状態について
漱石の軸の画面上部分にシミがあります。
素明の軸の画面上部分に少しシミがあります。
表装は大変良い状態です。
傾城に
鳴くは故郷の
雁ならん
漱石
〈読み〉
傾城に鳴くは故郷の雁ならん 漱石
〈語註〉
◯傾城(けいせい)=遊女。
〈大意〉
遊女のそばで鳴いている雁は、きっと彼女の故郷から来たのだろう。
〈解説〉
明治40年頃に使っていた手帳に書きとめられた句。秋、遊郭に籠って色々な事に取り紛れている傾城が、雁が鳴いて空を通るのを聞き、ふと淋しく故郷の事を思い出す。このような傾城の境涯と、秋になって雁が鳴く光景とを2つ思い合わせたような句です。
親交があった日本画家の結城素明(1875-1957)が漱石の句意に倣って、3羽の雁と遊女を描いています。遊女の背中には、言葉にできない寂しさや、胸の奥にしまった想いがにじんでいるように感じられます。(Y)
作家について
夏目漱石(1867~1916)は、江戸牛込馬場下横町の夏目直克の五男として生まれた。名は金之助。幼時、塩原家の養子となるが、生家に戻り、21歳で夏目姓に復した。府立第一中学に入学したが、二松学舎に転じて漢詩...
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