白隠慧鶴
蟻磨

Hakuin Ekaku
Ant on a Mill

掛軸　紙本　28,5cm×42,5cm(総丈94,5cm×44cm) 箱入り

作品の状態について

画面は大変良い状態です。
表装は描かれた当時のウブ表装だと考えられます。
70歳代の作品です。

(読み)
磨をめぐる　蟻や世上の耳こすり

(解釈)
蟻がグルグルと石臼を廻っている。
そこから出られないでいる様子をみて、人間は愚かだと思うかも知れない。
しかし、あくせく働いている人間も所詮は「磨を遶る蟻」みたいなものだ、という意味。

作家について

白隠慧鶴（1685～1768）は、日本臨済禅中興の祖と称される重要な禅僧。
駿河に生まれた。15歳で出家、臨済宗の禅僧となる。各地を巡歴して修行を積み、33歳で郷里の松陰寺に帰り、住職なる。本格的に書画を手が...

販売と買取（鑑定・査定）について

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