画題の意味:叭々鳥
描かれている内容が理解できれば絵画鑑賞はより一層楽しくなります。
今回は叭々鳥(ハハチョウ)について解説します。
叭々鳥について
叭々鳥は八哥鳥(ハッカチョウ)ともいい、中国では吉祥の画題として好まれました。
叭々鳥はムクドリの一種で、羽を広げると八の字に見える白い模様が末広がる事から、お目出たい鳥とされました。
美しい声を持ち、人によく懐き、人語を真似るという事で、中国では古来より飼い鳥として親しまれました。
日本には生息しない鳥でしたが、輸入された絵画などによって、室町時代以降に多くの画家たちによって描かれてきました。
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