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白隠慧鶴
蜘蛛鯉図
Hakuin Ekaku
spider and carp
掛軸 紙本 124,6cm×17,5cm(総丈200cm×26,5cm) 箱入
作品の状態について
画面に巻きシワがあります。
表装は良い状態です。
70歳代に描かれた作品です。
(左から)
ワか鯉は蛛居に
まがふ瀧のいとの
紺の大納言前の椀白藤巻の竹光
〈読み〉
わが鯉は蛛居にまがふ瀧のいとの
紺の大納言前(さき)の椀(わん)ばく藤巻の竹光(たけみつ)
〈大意〉
私の鯉は、蜘蛛のいる“くもい(蛛居)”に紛れる滝の糸のように、遠くて捉えがたいものだ。
紺の大納言前の椀ばく藤巻の竹光
〈解説〉
本図は戯画的な人物図です。画面上部には蜘蛛が糸を垂らし、その先に鯉が掛かるという非現実的な光景が描かれ、下方にはそれを刀で得ようとする人物が躍動的に表されています。蜘蛛が鯉を釣るという不条理に加え、それを奪おうとする人間の姿は、尽きることのない欲望や執着の滑稽さを象徴しています。
賛文は、和歌や俗語を織り交ぜた言葉遊びのパロディです。冒頭の「わが鯉は」は「わが恋は」という和歌的表現を踏まえたもので、『百人一首』所収の藤原忠通の歌や『賀茂翁家集』などを典拠とします。白隠は「雲居」を「蛛居(くもい)」と書き換え、蜘蛛の住まいの意を重ね、画題の蜘蛛と鯉とを言葉の上でも結びつけています。また、「藤巻の竹光」は安価な模造刀を指し、見かけだけの権威を象徴する語です。「わんぱく」も、無理難題を押し付ける扱いにくい人物を指す語として用いられています。
白隠は「毛槍奴立小便」や「びゃっこらさ」といった他作品でも、権威を笠に着て威張り散らす「奴」の姿を描いています。本図もまた、和歌の引用や戯れの言葉を通して、当時の権威主義や虚勢を張る人間の滑稽さを、軽やかに風刺した作品といえるでしょう。(Y)
作家について
白隠慧鶴(1685~1768)は、日本臨済禅中興の祖と称される重要な禅僧。
駿河に生まれた。15歳で出家、臨済宗の禅僧となる。各地を巡歴して修行を積み、33歳で郷里の松陰寺に帰り、住職なる。本格的に書画を手が...
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