盤珪永琢
一行書
Bankei Eitaku
Calligraphy
掛軸 紙本 126,8cm×27cm(総丈204cm×38,5am) 箱入
作品の状態について
画面、表装共に良い状態です。
表装締め直しを致しました。
脚下一段光明
盤珪叟書
〈読み〉
脚下一段の光明。盤珪叟書す。
〈現代語訳〉
誰もが足下には本来一筋の光明がある。
〈語註〉
◯脚下=あしもと。転じて、本来の自己にたとえる。脚跟。
◯一段=「段」は物語・事理・文章・時間などを数える時の量詞。
◯光明=仏教で、仏や菩薩が放つ徳の光。自ら輝くことを光といい、物を照らすことを明という。仏の智慧の相をいう。
〈解説〉
自己の脚下、すなわち眼・耳・鼻・舌・身・意はそれぞれ色・声・香・味・触・法を捉えますが、その間には、妄想煩悩の塵ひとつない。その一つひとつの働きの中に、自ずから放つ光があるという意味です。『碧巌録』第八十六則に「自家の脚跟下、本此の一段の光明有り」と見え、あらゆる約束ごと、繋縛から解き放たれた自由無礙の境地を表しています。
力強く厳しい書風で、潤渇の効いた作品です。その枯淡の味わいと「盤珪叟」の落款から、老年期の筆と考えられます。(Y)
作家について
盤珪永琢(1622~1693)は、兵庫県に生まれた臨済宗の禅僧。
17歳の時に赤穂随鷗寺の雲甫を礼して得度した。
慶安3年中国から渡来した明の禅僧・道者超元に長崎の崇福寺で参じその印証を得た。
道者は盤珪を筑...
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